遺言イメージ

子供たちのために遺言を残す意味

世の中には色々な家族の形態がある。

何十年も連れ添って、そのままお互いに最後を迎える夫婦。

縁あって結婚したが、夫婦生活が上手くいかず離婚する夫婦。

夫、もしくは妻が不慮の事故等で一人になってしまう夫婦。

数えあげればまだまだ色々な夫婦像があるが、
いずれの形においても一度夫婦となった二人には子供がいるケースが多い。

勿論、一生二人で添い遂げるケースがあることは言うまでもない。

元々は他人であった夫婦が一緒に生活し法律上家族となった場合、
生活の質という面においてはいいことも沢山ある。

しかし、他人であるがゆえに一度こじれてしまうと修復が難しいのも夫婦の特徴である。
片方が死んでしまったとき、効果を発揮するのが遺言である。

しかしこの遺言というものは、良い意味でも悪い意味でもとらえることができる。
ここで良い例、悪い例を考えてみたい。

例えば長年連れ添った夫婦間に子供がいなかった場合、
そして幸いにも資産を蓄えていた夫婦であれば、片方が死んだときその財産の行方で大きな問題を引き起こすことがある。
でも遺言状があれば、その行方を明確にすることができる。

よい例としては、生前二人の間に築かれた絆がそのまま遺言に反映されている形である。
自身の財産の全部を妻、もしくは夫に譲るといった内容である。

反対に、悪い例としては片方が思い描いていたような内容でなかった場合だ。
特に長年連れ添っていた夫婦間ではなおさらである。
このように内容によっては残された者の人生を左右しかねないものになるのが遺言状である。

ここからは自身の今後も踏まえて書いていきたい。
私はつい数か月前に離婚をした。
十年間連れ添った外から見れば比較的幸せな夫婦だったと思う。

しかし、夫婦というものは外からは見えない色々なことがある。
どちらかが不貞行為をした訳でもなく、いわゆる性格の不一致というのが離婚の原因である。
離婚に関しては公正証書を作成し、もともと人に言えるほどの財産などなかったので、
財産分与等でもめることはなく、円満離婚という形になった。

しかし、夫婦間の問題はそれでよいとしても子供のことがある。
私たちには小学生になる二人の息子と娘がいる。
子供達には親の身勝手で離婚してしまったのであるから、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。
これから先もできる限りのことはしていく義務はあると思うし、努力もしようと考えている。

子供達は元嫁が引き取り生活を始めているのであるが、独り身になったときふと考えることがある。
私が死んでしまった時のことである。
私が死ぬことで子供達に迷惑がかからないようしなければならない。

今現在三十代前半の私が健康に生活でき、天寿をまっとうしたとしよう。
ある程度の財産が残ることが予想される。

今現在の気持ちとしては、再婚する気もなく仕事に一生を捧げようとという気持ちであるが、
これから先のことは自分自身でも想像がつかない。

先述したように、子供達に迷惑が掛からない死に方をしなければならない。

また、少しでも財産を残してあげたいというのが親の本音であろう。
こうしたことから、今のうちから遺言状を作成することも一つの手ではないかと考えるようになった。
この遺言状が子供達にとって良い意味で効力を発揮するよう願っている。

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