遺言イメージ

遺言に記した思いを受け取ることの大切さ。

皆さんは、遺言を残したり受け取ったりしたことがありますか。
私は、以前祖父を亡くした時に遺言書というのを見たことがあります。
そこには、財産の相続についてや今後の埋葬についてなど細かく書かれていました。
私は、それを見ただけで涙が出てきました。
そこに書かれている言葉は、祖父の言葉なのに祖父はもうこの世にいないと思うと悲しくなります。

遺言は、ただ単に財産の相続や葬儀、埋葬について伝えるだけのものではありません。
亡くなった人の最後のメッセージだと思います。

遺言を残すのにはいくつかの方法があります。
先ほど書いたように、紙に書いて残す方法や、映像を撮影してビデオとして残す方法。

また、直接口で伝えるという方法もあります。
しかし、直接口で伝えるのは財産相続に問題がないと思った時だけのようです。
記録として残らないため、証拠にならないからです。

さて、皆さんはどのような形で遺言を残したいと思いますか。
私は、映像としてそこしたいと考えています。
なぜなら、映像に残しておけばいつでも自分の顔や声を聴いてもらえると思うからです。

しかし、もしかしたらそれは遺族にとっては苦痛なのかもしれません。
メッセージを残すことは、思いを伝えることにもつながると思います。
長年感謝を伝えることができなくても、分かり合える存在だからたった一言でも伝わるものはあると思います。
私の祖父は、遺言にはあまり言葉を残しませんでした。

しかし、祖母が感じた思いというのは一言以上のものだったと思います。
私自身もものすごくたくさんのことを受け取ることができました。

具体的に書くのは難しいですが、まずは私たちに対する感謝を受け取りました。
直接文字でありがとうと書かれていたわけではありません。

ですが、文字と紙を見ればわかるのです。
私が見た書にはシミがありました。
それを見た瞬間、あんな頑固だった祖父が悲しんでいると察しました。
涙というのは、言葉以上の重みがあると思いました。
何か、話しかけられ思いを語られるより、涙を見たほうが心に響くものは大きいと思います。
皆さんにもそのような経験がありませんか。

祖父は病気で亡くなりました。
もちろん病院です。
ですから、最後に顔を見ることができました。

この世の中では最後に顔を見て見届けるということができない人のほうが多いと思います。
事故や事件に巻き込まれていたら絶対です。
私は、最後に祖父の顔を見れただけでもありがたいと思いました。

そして、そういう経緯があったからこそ、一言で祖父の思いを受け取ることができたのだと思います。
遺言はただの連絡ではないと確信しています。
よく、財産のことが問題になると必ず出てきます。

しかし、そんなことのために残されたのではないということを感じてほしいと思います。
亡くなった方が自分たちに伝えたかったこと。
それはなんなのかを是非考えてもらいたいです。
私は、一度経験しました。
経験したから皆さんに伝えることができます。
メッセージを受け取ることがどれほどつらいかもわかります。

けれども残した側の気持ちを受け取る側は尊重しなければなりません。
それが、生きている人たちの義務であり責任だと私は考えています。
また、自分が残すときも素直に思いを残したいとおもいます。
皆さんも是非、素直に思いを残してくだいさい。

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